2017年10月7日土曜日

痛みの戻りは、動作の再学習まで見ていないからかもしれません【TSF協会 歩行】

@臼井宰介



本日のテーマは歩行と反射です。

歩行を評価できない、見れない方

反射について考えたことありますか?
理学療法士にとっては身近かもしれませんね。

★赤ちゃんの反射、自立歩行反射ってご存知ですか?★


自立歩行反射とは、①赤ちゃんの両わきを支えて立たせ、②足の裏を床につけさせて、③つま先を突っ張るようにして身体を支える反射を起こさせた状態で、④身体を前方へ傾けると、⑤歩いているように足を交互に出す原始反射
出典:https://akachancare.com/genshihansha/ziritsuhokouhansha/ 
つまり、床に足がつくと、テクテク歩くようにプログラミングされているんですね。
赤ちゃんのこの反射は生後2ヶ月で消失します。


★大人(もちろん小児も)の歩行もプログラミングされています★


かかとから感覚入力を受けて、脊髄へ伝達され、
何も考えずとも反射的に歩行動作が起こります。
足の裏を小指側からつけて、次に親指の方に体重移動して、
最後に親指でけって、次の足をかかとからつける・・・といった具合に。

筋紡錘(筋肉)の張りを常に感知していて、片足が伸ばされていった時の感覚を察知すると、反対の足を振り出すスイッチが入れられます。
ゴルジ腱器官は荷重を察知し、足をついたときは足のどの筋肉を抑制したらいいのかを指示しています。関節運動に伴う筋紡錘からの入力は伸筋を司るセンサーに、荷重の入力は屈筋のセンサーに選択的な神経連絡を持ち、合目的的な歩行運 動の調節に貢献しています。 



★怪我をした時、間違った歩行をしたらプログラムはどうなるのでしょうか?★

例えば捻挫をして、ひょこひょこ歩きしたできなくなって、
かかとからついて、引きずるように歩いてた期間があったとします。
この時感覚入力は絶えず行われるので、痛い足の荷重をあまりしなくとも
反対の足を振り出すような感覚入力もされるし、
痛い方の足は、かかとから入って小指、親指に体重が抜けるような流れを
しない感覚が入力されます。

それを続けたことによって、
プログラミングが誤作動を起こします。

たとえ捻挫が治って、以前と同じように歩いているつもりでも、
一度覚えてしまった反射は修正されていません。

なので、ここで大事なことは・・・

★正しい動作を再学習させること★

正しい動作を再学習させないままでいると、
自分では正しく歩けているつもりでも、
歩行するたびに、過負荷がかかります。

ウエットスーツのように筋筋膜は繋がっているので
足が誤作動を起こしたままだと、上部も歪んで、
そして最終的には痛みが出る。

正しい動作を再学習させ、正しいプログラムに書き換えていくことを
当協会ではおこなっています。

いくら全身の筋膜を整えたとしても、
動作の再学習までしっかりさせないことには、

痛みが戻る連鎖を断ち切ることはできないのです!!

ここまで完了させることで、患者さんの真の幸せに到達できる
笑顔にできると私たちは考えています。

もし、この想いや理念に賛同していただける方は、
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今日のまとめの動画(https://youtu.be/O8vHAJ4GQVo)です



カメラのブレ防止センサーが優秀すぎて、私が動くと反応してブレます。
そしてそれを防止する機能がついていない私の携帯・・・
いつもお見苦しくてすみません!


それでは本日もブログをご覧いただき、ありがとうございました。



引用文献:http://www.rehab.go.jp/kiyou/japanese/30th/30-03.pdf


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